私は30歳を越えた頃から趣味でウォーキングを行っております。5年前のある日、3連休の最終日にいつものようにウォーキングを行っていたところ、自宅から数メートルといった場所で車にはねられました。加害者は他県から訪れていた高齢者ドライバー。店舗出口より県道へと繋がる道に合流する際、一旦停止を行わず、更によそ見をしていたとのことです。また急いでいたらしく、通常一般道に合流するスピードとは思えない速度を出していたため、歩道を歩いていた私は7メートルほど飛ばされて、気付けば車道にいました。何が起こったのか一瞬分からなかったのですが、自分が置かれている状況に気付き運転者に近付こうとしたところ、右足があり得ない方向に曲がっているような状態でした。それから直ぐに病院に運ばれて治療を受けましたが、診断は主に左手・腰骨・右足に深刻な損傷を受けており、医者の見立てによれば、社会復帰にはかなりの時間がかかるとのこと。目の前が真っ暗になりつつ、これから始まる長期治療に不安を感じました。次の日、所属企業に連絡したところ落ち着いたら事故報告を作成して欲しいとのことで、休業せざるを得なくなった私はさっそく自宅でパソコンに向かったところ、左手が動かず感覚すらもないような有り様。医師に相談したところ左手に関しては、神経も損傷しているらしく、その他の部位は完治しても左手については、障害が残る可能性を告げられました。その後、この怪我に対応できる病院を求めて転院を繰り返し、ようやくたどり着いた病院で入退院・手術・リハビリを行い、左手の麻痺は残るものの約2年で社会復帰を果たしました。この治療期間において、休業補償・治療費は加害者側の保険会社によって支払われていたのですが、補償額は少なく治療費は一旦こちらが手出しして請求するといった対応が重なり、その支払いにおいても指定日に振り込まれないことが頻繁にあったため、治療が落ち着いた事故から約9か月後に交通事故被害者専門の弁護士に相談しました。弁護士によると件の保険会社については、事故対応における評判も良くなく、個人で対応するのは困難であるとのこと。ご依頼いただけるのであれば、今は是非治療に専念してほしいと優しい言葉をかけていただきました。即刻依頼したところ保険会社との煩わしいやり取りも一切なくなり支払いも安定し、精神的な面でかなり落ち着いたように思います。それからしばらくして、治療も全て終わり慰謝料の請求となったときも保険会社が提示する金額から妥当な金額への交渉も行っていただき、感謝しております。こんなことであれば、事故後直ぐに弁護士に依頼しておけば良かったと反省しつつも、二度と事故には会いたくないと考えております。