高齢の姉が横断歩道でダンプカーの左折に巻きこまえて足を複雑骨折しました。保険会社との交渉をする事になったのですが、とりあえず交通事故相談所に相談しました。事故の内容や怪我の程度を説明し、相談に乗って貰いました。色々説明は受けましたが弁護士に相談してみるのも一つの方法だという事で弁護士を紹介して貰いました。 弁護士は女性で弁護士事務所を訪ねて説明を受けると、着手金や成功報酬の内容を長々とされて「随分商売熱心な弁護士事務所だな」と思いその場では依頼を保留しました。なんとなく印象が悪かったので他の弁護士への相談も考えたのですが結局保険会社と直接交渉してみる事にしました。 怪我の治療費や休業補償については割と簡単に判断できますが、問題は慰謝料や遺失利益についての判断です。保険会社の説明では自賠責基準?裁判基準まで色々な判断のパターンがあるという事でした。 保険会社には「弁護士事務所で相談している」ということは伝えました。裁判をするという事になると時間がかかるとも思ったので出来れば示談で処理したいと思いました。 何回か交渉を重ねましたが、最終的にはある程度納得できる金額が提示され、示談が成立しました。 私自身、仕事の関係で裁判に関わることが何度かあったので保険会社との交渉の段階で裁判所での話をそれとなく話していました。保険会社の担当者は「裁判まで持っていかれる」と感じていたようで、「最終的には裁判基準に近い金額を提示した」ということを示談成立後に話していました。 たしかに弁護士に依頼するのが一番安心な方法なのかもしれませんが、弁護士にも色々な人がいますので依頼の判断は慎重にすべきだと思います。今回のケースでは最終的には弁護士に依頼することなく直接交渉して示談を成立させた訳ですが、今考えてみてもその判断が正しかったかどうか自信はありません。ですが自力である程度の結果は出せたのではないかと思っています。